RAV4PHVでキャンピングトレーラーに一昼夜給電可能か？ |

先日ですが、RAV4PHVでキャンピングトレーラー牽いて1泊2日で約378km牽引走行し鳥取県大山まで行って来ました。
大山ではRAV4PHVからキャンピングトレーラーにAC100Vを約一昼夜送電し
その時の状況をレポートします。

牽引車：TOYOTA RAV4PHV GZ 被牽引車:Hobby495UL Prestige
目次
1.往路目的地まで160km牽引で駆動バッテリー容量変化
2.電源車として何時間送電可能か？
3.一昼夜送電して駆動バッテリー残量は？
4.消費した駆動バッテリー、復路でどれくらい充電できるか？
5.所感

1.往路目的地まで160kmで駆動バッテリー容量変化
自宅で満充電して約160km牽引して大山まで来ました。走行は常時HVモードで牽引しているので下り坂や減速時の回生充電で駆動バッテリーの消費も10％程度で目的地に到着しました。
駆動バッテリー10％程度減ってからは減少幅少なく、走行時に上手く回生充電やエンジンで充電されている様です。
満充電出発時はEV走行可能距離95kmでしたが、到着時のEV走行可能距離は86km
素晴らしいHVシステムです。これだけ駆動バッテリー残っていればトレーラーへの送電も余裕です。
往路は上り坂が多く平均燃費11.5km/Lでした。約1,700kgのトレーラー牽いても低燃費です。

2.電源車として何時間送電可能か？
RAV4PHVの充電インレットにヴィークルパワーコネクターを挿しこみトレーラーに給電します。
AC100V 最大1500W送電で400W消費として試算
・EV給電モード（エンジンをかけずバッテリーだけで給電）19時間可能
・HV給電モード（バッテリー残量が下回ればエンジンがかかり給電）92時間可能
オール電化トレーラーとして使用しているため、今回の使用家電機器は
冷蔵庫・TV/VTR・電子レンジ・IHクッキングヒーター・照明・iPhone/iPadなど

3.一昼夜給電して駆動バッテリー残量は？
約19時間キャンピングトレーラーにEV送電した結果、給電残り時間は7時間40分となっていました。
今回は涼しくエアコンは使用しなかったので余力があった様です。

4.消費した駆動バッテリー、復路でどれくらい充電できるか？
復路は約200km牽引走行。出発時EV走行可能距離31kmから、自宅に戻れば53kmまで復活していました。
バッテリーチャージモードで走行すれば満充電近くまで充電されますが、
今回は自宅に帰るだけなのでHVモードで帰宅したので思っていた程充電はされていませんでした。
電源は使い放題で、牽引時の平均燃費は12.5km/L RAV4PHVは素晴らしい牽引車だと思われます。

5.所感
今回ほぼ一昼夜RAV4PHVからキャンピングトレーラーにEVモードで給電し、自宅での生活と何ら変わらぬ電気機器使用してみましたが、翌日でも駆動バッテリーには十分な残量が残っていました。
次のキャンプ地までの移動時には回生充電、時にはチャージモードなどにより駆動バッテリーに充電されるため、長距離・長期間キャラバンにも十分威力を発揮することが出来ると思われるます。
昨今はサブバッテリーやポータブル電源も高性能で価格も比較的安価に入手することができますが長期間キャンプでは充電も天候や環境に左右されることがあります。
PHV車であれば回生充電や走行充電でフル充電も可能であり、何時でも何処でも電源が使えてアウトドアにも災害時にも安心して使用する事ができます。
牽引車としてのRAV4PHV一度経験したらもう元には戻れない！