キャンピングトレーラー(Hobby495UL)のエントランスドアノブが割れて脱落して開閉できなくなりました。
取り敢えずプライヤーでドア開閉ノブの代用で開閉することにしました。
瞬間接着剤で割れたドアノブのシャフト貫通部を補修しましたが、
やはり接着剤ではドア開閉の回転力に耐えられず
数回のドア開閉で再度割れてしまいました。
回転軸の力モーメントに耐える補修をする必要があります。
ドアノブは回転軸で力が加わる為、修理は困難と判断して
ドアノブ部品交換の見積をしたのですが、メッキのドア部のみの単品は無く、
ドアノブ外側の黒い部分一式のアッセンブリーで数万円の様です。
割れたドアノブを観察した結果、シャフト貫通部の穴が変芯しており、
写真右側の下側では極端に薄肉部位にシャフトが貫通していました。
薄肉により回転力に耐えられずクラックの起点となり損傷したと思われます。
接着剤だけでは回転力に耐えられないので、薄板で穴部を補強しようと計画しましたが、
立体曲げや固定が困難なので、ドリルで穴をあけて接着剤と針金で固定しました。
補修後、力を入れて開閉しても割れが再発する事なく、ドアノブは機能しています。
取り敢えずこの処置で経過観察する事にしました。
ドアノブを脱着するには赤枠の黒いカバーを全て取り外す必要があります。
簡単に脱着できますが、トルクスネジ部もありますので工具は必要です。
考察
ドア開閉のシャフトは金属であるが、ドアノブ側のシャフト貫通部はプラスチックであり
頻繁に開閉すれば、強度の弱いドアノブ側が損傷したと思われる。
またドアノブシャフト貫通部の加工精度が悪く、極端に薄肉部があり
その弱点部位からクラックが発生し損傷に至ったと思われます。
またエントランスドアをキーロックしているのに、
ドアノブを強引に空けようとして割れた可能性もる。
構造や強度の問題はさておき、トレーラーオーナーは分かっていても
家族やトレーラーの知識が無い人にはキーロック中のドア開閉には注意が必要です。